保安院の検査官が被曝 2号機立て坑の写真撮影で
福島第1原発の事故
経済産業省の原子力安全・保安院は3日、東京電力福島第1原子力発電所2号機の取水口近くのピット(立て坑)を撮影した保安検査官が被曝(ひばく)していたと発表した。このピットからは高濃度の放射性物質を含む汚染水が海に流れ出している。保安検査官は2日午後に現場を撮影。被曝線量(約30分間)は1.6ミリシーベルトで、日本で普通に生活していて浴びる年間放射線量(1.5ミリシーベルト)を上回った。3号機のタービン建屋で被曝した作業員に比べると約100分の1という。
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