日本産ソラ豆に微量の放射性物質 台湾、人体に影響なし
台湾の行政院(内閣)衛生署は20日、日本から輸出されたソラ豆に微量の放射性物質が検出されたことを明らかにした。17日夜に台湾に到着した鹿児島産ソラ豆で、原発事故とは関係ないもよう。さやの部分から1キログラム当たり11ベクレルの「ヨウ素131」と、同1ベクレルの「セシウム137」が検出されたが、ヨウ素は台湾の規制基準の20分の1以下、セシウムは300分の1以下で、衛生署は「全く問題ない」としている。
台湾の衛生署と原子力エネルギー委員会は東日本大震災で原発が深刻な被害を受けたため、15日から日本産輸入食品の抽出検査を実施。検査結果を細かく発表している。(台北支局)