文科省など、放射性物質の分布図を来週にも公表
福島第1周辺、月2回更新
文部科学省と経済産業省原子力安全・保安院などは22日、福島第1原子力発電所周辺の放射性物質の量や放射線量の測定を強化すると発表した。来週にも分布図を作成して公表し、月2回程度更新する。住民避難や一時帰宅の判断に役立てる。
防衛省、福島県、東京電力などとも協力し、原発周辺の土壌や海で放射性ヨウ素やセシウムなどの濃度、放射線量を測る。学校などでの定点観測と車や航空機を使った移動観測を組み合わせる。
放射性物質の現在の分布や土壌の放射性物質の蓄積、年間の積算放射線量の推定分布図などを作る予定。地図は月2回の更新を目指す。測定器を増やし、線量の多い地点は重点的に監視する。
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