敷地内で微量のウラン検出 東電「事故原因の可能性は低い」
福島第1原発
東京電力は14日、福島第1原子力発電所の敷地内で微量のウランが検出されたと発表した。ウランが敷地内で検出されるのは初めてだが、同社は「濃度は自然環境中に存在するものと同レベル。事故で放出された可能性は小さい」との見方を示した。
検出されたのはウラン234、235、238の3種類。定期的な検査地点である2地点の土壌を同社が3月28日に採取し、外部機関が分析した。ウラン234と238の濃度は土壌1キログラム当たりで最大約12ベクレル。通常の環境にあるレベルとほぼ同じ値だという。
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