福島の酪農家、出荷自粛要請に悲鳴 「捨てるしかない」
東京電力福島第1原子力発電所事故の影響で、出荷自粛要請を受けている福島県内の酪農家や畜産農家が悲鳴を上げている。乳牛の病気予防のため連日の搾乳が欠かせないが、出荷できずに廃棄する日々。廃業の危機に直面する農家もあり、震災発生から2週間が過ぎてなお深刻化する生産環境に「先が見えない」といらだちを募らせている。
第1原発から北西に約70キロの福島県二本松市。約40頭の乳牛がつながれる飼育舎の排水路か...
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