GM、米工場で操業一時停止 日本からの部品不足で
【ニューヨーク=小高航】米ゼネラル・モーターズ(GM)は17日、東日本巨大地震に伴い日本からの部品供給が滞るとして、21日から米ルイジアナ州の工場で操業を一時的に停止すると発表した。震災の影響で米自動車メーカーが工場を止めるのは初めて。
GMは「できるだけ早く再開する」としているが時期は未定。同工場では「シボレー・コロラド」などピックアップトラックを生産。GMは「(供給不足に陥っている)具体的な部品名や製造元の会社名は公表できない」(広報担当者)としている。
米国ではトヨタ自動車や富士重工業が部品不足に備え、残業の停止など生産規模の縮小を進めている。フォード・モーターの首脳は17日、地元メディアに「現時点で影響は出ていないが、日本の状況を注視している」と述べた。