米統合参謀本部議長、対北朝鮮「全ての国が結集すべき」
来日中の米軍制服組トップ、マレン統合参謀本部議長は9日昼、米国大使館で記者会見し、北朝鮮による韓国の延坪島(ヨンピョンド)への砲撃に関連して「挑発をエスカレートさせないために、全ての国が力を結集して対処することが重要だ」と述べ、自衛隊が米韓合同軍事演習に参加すべきだとの考えを改めて示した。
そのうえで「挑発行為の間隔は狭まっており、平和と安定のために過去に縛られてはならず前進すべきだ」と強調した。
中国に対しては「北朝鮮への影響力を最も持っているが、消極性が挑発行為の継続につながっている。これ以上危険にならないために、強いシグナルを送るべきだ」と求めた。
米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設については「非常に難しいが、5月の日米両政府の基本合意にのっとって粛々と進めてもらえればいい」と述べた。〔日経QUICKニュース〕