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「プレート境界型地震」で津波被害大きく 東北大地震

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今回の地震は、地球を卵の殻のように覆う岩板(プレート)の境界域で起きた「プレート境界型地震」だ。震源地の付近では太平洋プレートが、日本列島をのせる北米プレートの下に潜り込んでおり、このプレート同士が衝突して蓄積していたひずみに耐えきれず、北米プレートが跳ね上がって地震が起きたとみられる。海底下の北米プレートが跳ね上がる際には、周辺の海水を大きく押し上げるため、大きな津波が発生した。

気象庁によると、今回の地震の発生メカニズムについて、断層が上下にずれる「逆断層型」という。発生場所は、9日に宮城県で震度5弱を記録した地震の震源地の近くで、数百キロの広範囲にわたってプレートが動いた可能性があるという。同庁は「9日の地震は今回の地震の前震だった可能性もある」としたうえで、「M(マグニチュード)7クラスの地震の直後にこれほど大きな地震が発生したケースはあまりない。かなり特異なケース」としている。

余震について同庁は、「今後1カ月にわたってマグニチュード7クラスの余震が発生する恐れがある」という。東海・東南海地震への影響については「東海・東南海地震の想定震源域はフィリピン海プレート付近なので直接関係ないと思う」と説明した。

地震のタイプは大きく分けると、今回のようなプレート境界型と、プレート内の断層が動いて起きる直下型地震の2つがある。1995年に起きた阪神大震災は直下型地震で、今回の地震とは異なるタイプだ。

プレート境界型の代表的な例では、2004年に津波で大勢の被害者を出したインドネシア・スマトラ沖地震がある。この際もプレートが跳ね上がり、一部の地域では10メートルを超すような大津波が発生した。

日本列島の周辺では複数のプレートがあり、世界的にみてまさに「地震の巣」だ。日本列島は北米プレートとユーラシアプレートにのり、東側から太平洋プレートとフィリピン海プレートが潜り込んでくるという場所に位置する。静岡県などを中心に警戒されている東海地震もこのタイプだ。

プレートが潜り込むメカニズムは地震を引き起こす原因となるひずみがたまりやすく、一気に解放されることで大地震につながる。今回の地震もM8.8と日本では過去最大規模だ。インドネシア・スマトラ沖地震もM9.0と世界の過去の大地震もほとんどはこのタイプに収束される。阪神大震災に比べると今回の地震のエネルギーは、100倍以上となるとみられる。

プレート型では津波が発生するのが特徴だ。海底下のプレートが動いて、震源域上部の海面が大きく上昇する。持ち上がった海水は元の水位に戻ろうとして津波が発生、陸域まで到達する。押し寄せては引きを短時間に繰り返す通常の波とは異なり、山の間隔が極めて長いまさに「水の壁」として陸域に押し寄せるため、多くの家屋や自動車を飲み込んでしまう。人間は膝くらいの高さになるだけで足をすくわれるとされている。

一方、阪神大震災などの直下型地震では、震源域が比較的浅く都市部に近いといったことから多くの建物が倒壊するといった大被害をもたらした。どこに地震が発生するかどうかの断層が見つかりにくく、地震発生から揺れがすぐに襲うため、逃げるのが難しく、被害が大きくなる傾向がある。

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