京都や鎌倉、富士山…「観光公害」緩和へ自治体が対策
新型コロナウイルスの5類移行後初となるゴールデンウイーク（GW）を前に、有名観光地を抱える自治体がオーバーツーリズム（観光公害）対策を相次ぎ打ち出している。住民の日常生活を守りつつ誘客を進めるため、交通網の増強やマナー強化の呼びかけ、観光客の分散などを促す。 市バスの混雑が日常化する国内屈指の観光地・京都。4月27日から5月6日までの土休日7日間、京都市は市バスから市営地下鉄への乗り継ぎを呼びか…
大型連休には公園へ足を運ぶ人も多いだろう。海外に比べて少ないといわれることもあるが、国や自治体が整備する「都市公園」は徐々に広がっている。2022年度末の1人当たり面積は全国平均で10年前より1割弱増えた。岡山県矢掛町は子どもらに人気の施設をそろえ、人口の6倍の来園者を集める。民間の資金やノウハウを生かす取り組みも全国で広がっており、地域の魅力向上への期待も高まる。 公園は自然を守るために一定区…
労働規制の強化に伴う運転手不足により、全国でバスの減便や路線縮小が相次いでいます。人口が急速に減る北海道が直面する「2024年問題」と、課題解決に向けた取り組みを紹介します。 …
東京都三鷹市が超高層マンションを建てない駅前再開発を検討している。東京近郊では行政も補助金を投じる再開発が広がるが、同市は人口や税収を増やせる可能性と持続可能性を比較。周辺自治体に比べて出遅れた再開発で、身の丈にあった「新たなトップランナー」を目指す。河村孝市長に背景を聞いた。（日経グローカル482号に詳報） ――公費も投入し、高層マンションを建てる再開発が広がる現状をどうみていますか。 「以前…
岐阜城（岐阜市）がそびえる金華山にある展望レストラン「ル・ポン・ドゥ・シェル」と隣接するカフェ「テラスコート329」は、市街地や長良川の景色を眺めながら戦国武将にちなんだメニューや地元食材を堪能できる。 一番人気は「勝ち戦!信長どて丼」。豆味噌で牛すじと豚ホルモンを2時間以上煮込んで甘く柔らかく仕上げた郷土料理の「どて煮」を、岐阜産米「ハツシモ」を盛ったどんぶりにのせた一品だ。岐阜の名付け親で、…
駅弁として人気の「だるま弁当」で知られる高崎弁当（群馬県高崎市）と「峠の釜めし」の荻野屋（同県安中市）は、JR高崎駅の開業140周年を記念した駅弁を27日から5月6日まで同駅構内で販売する。 「復刻 高崎観音弁当」（税込み1380円）、峠の釜めしに記念の掛け紙をつけた「高崎駅140周年記念釜めし」（同1500円）をコンビニ「ニューデイズ」や食品店の「HANAGATAYA高崎」で販売する。高崎観音…
じもとホールディングス（HD）が傘下の仙台銀行ときらやか銀行の両頭取を含む経営トップの全面刷新という異例の人事に踏み切る。きらやか銀が2024年3月期に大幅赤字に転落し、9月末に迫った200億円の公的資金の返済が困難となり経営責任をとる。東北地銀の一角で経営の屋台骨が大きく揺らぎ、地域経済への影響が懸念される。 26日午後5時30分、じもとHD社長で仙台銀頭取を務める鈴木隆氏が仙台市で、同HD会…
