渡辺ワタミ前会長、都知事選出馬「都政に『経営』を」
居酒屋チェーンなどを展開するワタミ前会長の渡辺美樹氏(51)が15日、東京都内で記者会見し、今年4月の都知事選に無所属で立候補すると正式に表明した。渡辺氏は「経営を東京の政治に持ち込み、最大多数の幸せを実現したい」と決意を述べた。現時点で政党の推薦は得ていないが、「(政策に)賛同してくれる党があれば、ありがたく推薦を受け入れたい」としている。
渡辺氏は「27年間経営者だったが、政治に安心と信頼を取り戻したいと考えるようになった。東京は日本を変えられる唯一の自治体」と出馬理由を説明。「高齢者が安心できる社会」「若者が夢を描ける社会」などの実現を目指すとした。
現職の石原慎太郎知事(78)の都政を「10点中8点」と採点し「4期は長い。若い人に任せて」と注文。再建中の新銀行東京は「撤退すべきだ」と指摘する一方、築地市場の移転問題は「1カ月で判断する」と明言しなかった。
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