円、一時85円84銭まで下落 米国市場
16日の東京外国為替市場で円相場は小反発し、終値は前日比5銭円高・ドル安の1ドル=85円40銭だった。前日の海外市場で政府・日銀が断続的に円売り介入を続け、円は安い水準で始まった。政府・日銀が一段と為替介入を進めるのではないかとの観測から、円を積極的に買い戻す動きが限られた。一方、円の安値では国内の輸出企業が海外での売り上げを円に換える目的でドルやユーロに対し円買いを進め、円が対ドルで上昇に転じる場面もあった。
米国市場では一段と円安が進み、一時85円84銭まで下落。対ユーロでも円は下がり、1ユーロ=112円台まで下落した。