鳥インフル、山口・徳島で調査 環境省
野鳥などから強毒性の高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された山口県宇部市と徳島県那賀町で、環境省は19日、鳥のふんを採取するなど調査を始めた。
環境省によると、調査は野鳥のウイルス感染状況の把握が目的。
野生のキンクロハジロや飼育していたコクチョウでウイルスが確認され、ハクチョウなど約340羽を殺処分した山口県宇部市の常盤公園では、午後1時に県や市から説明を受けた環境省職員ら3人がふんを採取した。半径10キロ以内の野鳥生息地を20日まで調査する予定で、調査結果が出るまでに約2週間かかる見込み。
フクロウ1羽から今月上旬にウイルスが検出された徳島県那賀町では、長安口ダム湖でカモなどの野鳥のふんを採取した。〔共同〕