37年前に盗難、ドガの油絵発見 米競売カタログに掲載
約37年前に盗まれたフランスの印象派の画家、エドガー・ドガの油絵がニューヨークでの競売をきっかけに発見され、米当局は21日、絵を在米フランス大使館側に返還した。AP通信が伝えた。
絵は、歯痛を感じる洗濯女を描いた1870年代の作品。所蔵していたパリのルーヴル美術館がフランス北西部ルアーブルの美術館に貸し出していた1973年の終わりごろ、何者かに盗まれた。
今年初め、競売大手サザビーズのカタログに掲載されたのをルアーブルの美術館員が発見、競売から外された。サザビーズは40万ドル(約3300万円)前後の価値があると評価していた。(共同)