沖縄のピッツォフーヅ、大分・高知にFC展開
ピザの持ち帰り専門店「PIZZA パルコ」を運営するピッツォフーヅ(沖縄県うるま市、白川努代表)は1日、大分、高知両県に進出すると発表した。3~4月に両県でフランチャイズチェーン(FC)方式で新店舗を出店。沖縄県での出店余地が小さくなってきたため、県外市場を積極的に開拓し、5年以内に県内を含め全国50店体制を目指す。
沖縄県外での店舗名は「PIZZA アルト」に統一する。県外1号店は今月14日に大分市のショッピングセンター内に開業する。店舗面積は約60平方メートルで、営業時間は午前11時から午後9時まで。当初はソーセージやマッシュルームを使ったミックスピザ、4種類のチーズピザなど売れ筋商品を中心に17種類を販売。売り上げは年間2500万円を目指す。
2号店は4月上旬までに高知市に出店するほか、宮崎県や京都府などへの進出も検討中。当面はマイカー利用が多い地方都市を中心に出店エリアを拡大する。
その後は店舗面積10平方メートル程度の小型店を都市部の駅前や商業施設内に展開する方針だ。同社は「10年以内に200~300店舗まで増やしたい」としている。
ピザの持ち帰り専門店は宅配ピザ店に比べ人件費を抑えられるほか、飲食スペースも不要なため出店コストも抑制できる。このため、同社のLサイズ(直径35センチメートル)のピザは価格が1500円前後と、宅配ピザ店の同等サイズの商品に比べ半額程度という。
同社は現在、FC形式を中心に那覇市や宜野湾市など沖縄県内で16店舗を展開している。