仮設住宅、首相「お盆には全員入居」 衆院予算委
国交相「2階建て柔軟に」
菅直人首相は26日午後の衆院予算委員会で、東日本大震災の被災地の仮設住宅について「早く入りたいという切実な声を聞いてきた。早い段階で入っていただきたい。遅くとも(8月の)お盆の頃までに希望者全員に入ってもらえるよう、全力を挙げて努力したい」と述べた。自民党の小野寺五典氏への答弁。
大畠章宏国土交通相は、仮設住宅の建設の障害になっている用地確保に関し「柔軟に確保したらどうかという指摘を踏まえ、努力する。農地、工場建設予定地、私的な土地を各市町村に提供したいという方は申し出いただきたい」と呼びかけた。民主党の安住淳国会対策委員長が不足分は民有地を有償で借り上げて確保すべきだ、とただしたことへの答弁。
安住氏は2階建ての仮設住宅を建設すべきとも主張。国交相は「柔軟に対応すべきだ。特に三陸地方は土地が非常に不足している。何とか2階建てが出来ないか、地元業者の協力も得て、全力で取り組みたい」と応じた。〔日経QUICKニュース〕