東電「17日の大規模停電、回避へ」 節電要請が奏功
東京電力は17日夜、需給バランスの崩れによる予測不能な大規模停電の発生が避けられる見通しになったと発表した。ピーク時の夕方から夜にかけて電力の供給能力を大きく超える需要が生じる可能性があったが、実際は能力を下回った。
東電によると、同日の最大供給能力は3350万キロワット。これに対し、午後6~7時のピーク時に最大4000万キロワットの需要を見込んでいたが、実際は3050万キロワットにとどまった。
政府の要請に対し、JRや首都圏の私鉄各社が順次、運行本数を削減するなど、多くの企業や一般家庭で節電対策を取ったことが功を奏したとみられる。
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