カリフォルニア州知事選、イーベイ元CEO100億円使う
米カリフォルニア州知事選の共和党候補で米ネット競売大手、イーベイの元最高経営責任者(CEO)であるメグ・ホイットマン氏が選挙戦につぎ込んだ自己資金額が1億1900万ドル(約101億円)に達し、米選挙史上最高記録を更新した。中間選挙を11月2日に控え、不況の影響で献金集めに苦心する候補も多い中、「富裕候補」の活躍が目立っている。
自己資金投入額のこれまでの最高は、昨年3選を果たしたブルームバーグ・ニューヨーク市長の1億900万ドルだった。
民間団体「責任政治センター」によると、今回の選挙ではコネティカット州上院選で共和党の指名を獲得したプロレス興行会社WWEの前CEO、リンダ・マクマホン氏がこれまでに約2200万ドルを投入。フロリダ州の民主党上院候補で経営者のジェフ・グリーン氏も1400万ドル超の私財を費やしている。
同センターは、今回の中間選挙の費用は上下両院選挙だけで37億ドルに上り、激戦を反映して史上最も金のかかる中間選挙になると予測している。(ワシントン支局)