オウム事件3容疑者に公的懸賞金 警察庁
警察庁は30日、特別手配中のオウム真理教(アレフに改称)元信者3人を、重要事件の解決につながる情報の提供者に懸賞金を出す「捜査特別報奨金」制度の対象に指定すると発表した。期間は11月1日からの1年間で最高額は300万円。3人には警視庁OBの団体も同200万円の懸賞金をかけている。
対象の3人は、公証役場事務長逮捕監禁致死事件の平田信(45)、地下鉄サリン事件の高橋克也(52)、菊地直子(38)の各容疑者。「指名手配容疑者捜査強化月間」にあたる11月、約15万枚の手配ポスターなどを使って広く情報提供を求める。
警察庁は、2008年に岩手県の旧川井村(現宮古市)で発覚した当時17歳の少女殺人・死体遺棄事件で県警が指名手配した小原勝幸容疑者(30)ら、既に捜査特別報奨金制度の対象となっている指名手配容疑者5人についても、同期間に最高100万~200万円の懸賞金を同300万円に増額する。