仙谷官房長官が陳謝　「不適切な答弁あった」

仙谷官房長官は記者会見で「陳謝せよというから陳謝した」と述べた（22日）

仙谷由人官房長官は22日午前の参院議院運営委員会理事会に出席し、今国会での自らの答弁について「不適切な答弁や、決定事項に異を唱えるような答弁があった」と陳謝した。国会内でファッション誌の撮影に応じた蓮舫行政刷新相に関しても「議員活動の範囲を超え、その後の答弁も不適切だったと私からも注意した。本人も反省している」と理解を求めた。

仙谷長官は参院予算委員会で、野党が招致した現役官僚の民主党政権への批判に対して「上司として話すが、彼の将来を傷つけると思う」などと、どう喝とも受け取れる発言をした。野党は強く反発し、仙谷長官に陳謝を求めていた。

これに関連し、行刷相は記者団に「官房長官から電話をもらい、国会の政治活動についてもっとしっかりするようにと厳しい叱責（しっせき）を受けた。そこは真摯（しんし）に受け止めている」と語った。