婦人服のクロスカンパニー、下期に52店集中出店
婦人服製造・販売のクロスカンパニー(岡山市、石川康晴社長)は2011年1月期の下半期に幅広い年齢層を対象とする主力業態「アースミュージック&エコロジー」を中心に52店を新たに出店する。新規出店による既存店との相乗効果で今期売上高を385億円と前期比44%拡大する。
今期末の全店舗数は284店となる。女優の宮崎あおいさんを起用したテレビコマーシャルの効果もあり、「10代半ばと40代の母娘が主力だった顧客層が20代半ばと50代の母娘にも広がってきた」(石川社長)ため、新しい顧客層を新規出店を通じて取り込む戦略だ。
下半期に出店する52店のうち、ファッションビルなどに展開する「アース」を22店増やし124店にする。やや低価格のファミリー向け「グリーンパークス」は16店増やして90店とする。
今上半期(10年2~7月)の売上高は177億円と前年同期比46%伸びた。素材の品質を高めた花柄のワンピースやリーバイス・ジャパンと共同開発したジーンズなどが好調だった。
残暑が厳しい中、スエードのハーフブーツやニットのポンチョを戦略商品とした秋冬物の出足も好調。既存店売上高は8月が29%増、9月上旬も15%増となっている。