経団連会長、日印EPA消極姿勢の農水省を批判
「省益ばかりで国民生活考えず」
日本経団連の米倉弘昌会長は25日の定例記者会見で、日本とインド間の貿易自由化を中心とする経済連携協定(EPA)の締結に消極的な立場を取る農水省に対して「省益ばかりで国民の生活を考えておらず情けない。国全体としてどうなるべきかが大事であって、一つ一つの省庁で経済効果を算出するなんて全くナンセンスだ」と厳しく批判した。
その上で「インドはIT(情報技術)や医薬品分野で進んでいる一方、電力などのインフラ関係は際だって不足している。日本の技術を活用してもらえば、双方にメリットがある」と強調した。〔日経QUICKニュース〕