村木元局長の復帰方針踏襲 細川厚労相が意向表明
細川律夫厚生労働相は17日、初閣議後に厚労省で記者会見し、文書偽造事件で大阪地裁に無罪判決を受けた村木厚子元局長(54)について「検察庁が控訴断念を公表したならば、速やかに復帰の手続きを取りたい」と話した。長妻昭・前厚労相が無罪判決の出た10日に示した方針を踏襲する意向を表明した。
細川厚労相は、処遇については「まず官房付というような形に戻してから、しかるべき職を考える」と述べ、一定期間を置いた後に局長級ポストに充てることを検討するとした。
検察側は控訴断念の方向で協議しており、控訴期限は24日。村木元局長は昨年6月の逮捕時は雇用均等・児童家庭局長だったが、現在は「起訴休職」のため、控訴断念で無罪が確定すれば休職は自動的に終了する。