ブラジルに初の女性大統領 与党候補が当選
【サンパウロ=檀上誠】ルラ大統領の任期満了に伴い10月31日に実施されたブラジル大統領選挙の決選投票は、同日夕(日本時間1日午前)に投票が締め切られた。選管当局の中間集計(開票率約93%)によると、与党・労働党のジルマ・ルセフ元官房長官(62)が55%の得票を獲得。同国初の女性大統領誕生が確実になった。
8年ぶりの政権奪還を目指した野党・ブラジル社会民主党の候補、ジョゼ・セラ前サンパウロ州知事(68)は、治安対策の強化や最低賃金の引き上げを訴えたが、出口調査によると得票率は45%と伸び悩んだ。