有機合成、世界をリード 液晶・医薬で競争力の源に
ノーベル賞に日本人2氏
ノーベル化学賞を受ける根岸英一・米パデュー大学特別教授や鈴木章・北海道大学名誉教授らが開発した「クロスカップリング反応」は、チッソや東ソーなど日本企業がいち早く成果を実用化に結びつけた。液晶パネルや有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)の素材、医薬品や農薬の合成など幅広い分野で日本企業の競争力を支えている。化学工業の要となる有機合成で世界をリードする原動力となった。
同技術を応用した代表的製品は...
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