円売り介入「日本当局に反対伝えた」 ユーロ圏財務相会合議長
【ブリュッセル=瀬能繁】ユーロ圏財務相会合議長を務めるユンケル・ルクセンブルク首相は16日の記者会見で、日本の円売り・ドル買い介入について「単独介入は好ましくない」と改めて批判するとともに、ユーロ圏として単独介入に反対の考えを日本の当局に伝えたことを明らかにした。そのうえで「円の対ユーロ相場は過大評価されていない」と強調した。
ユンケル首相は人民元に関しても「対ユーロ相場が過小評価されている」と語り、人民元の切り上げが必要との見解を示した。同時に「中国の通貨政策は変わらなければならないと、中国当局に説明する必要がある」と指摘した。