【ニューヨーク=竹内弘文】米国の代表的な株価指数、ダウ工業株30種平均が17日、終値として初めて4万ドルの大台を突破した。リーマン危機翌年の2009年3月に付けた安値6547ドルから指数は15年で6倍超に拡大した。米国企業の合計時価総額は世界の半分近くを占める。イノベーション(技術革新)とけん引役の新陳代謝が、株価の持続的成長につながっている。 株高のけん引役、次々に交代 ダウ平均は指数関数的に…
欧州経済に景気底入れの兆しが出ている。ウクライナ危機に伴うインフレや欧州中央銀行(ECB)の利上げで景気後退の瀬戸際を歩んできたのが一転、ドイツやフランスで企業の景況感が上向いてきた。先行きも個人消費の改善を支えに緩やかな持ち直しが続く見通しだが、回復力に鈍さも目立つ。 「欧州経済は非常に厳しい2023年を経て曲がり角を迎えた」。欧州連合(EU)で経済担当のジェンティローニ欧州委員は15日の声明…
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