電動バイクの国内市場規模、10年後に20倍以上に 民間予測
調査会社の矢野経済研究所(東京・中野)は27日、電動バイクや電動アシスト自転車などの国内市場規模の予測を発表した。消費者の環境への意識や製品の性能向上が需要拡大を後押しし、電動バイクでは2020年には今年見込み比20倍以上の19万台、電動アシスト自転車も3倍以上の130万台に増えるとみている。
電動バイクの今年の市場規模は前年比125%増の9000台とまだ少ないもようだが、ベンチャー企業に加えて大手メーカーが相次ぎ参入。量産により、今後は低価格化が進むとみている。普及に向けて、同社では「製品の改良に加えて、自治体などと連携してメリットを広く認知させることが必要だ」と指摘している。
電動アシスト自転車の今年の市場規模見込みは、前年比15.1%増の42万台。消費者の健康志向が下支えし、今後は業務用製品の品ぞろえ増加も市場拡大に寄与するとみている。〔NQN〕