「犯人捜ししないで」尖閣ビデオ流出、海保に電話83件
インターネットへの映像流出問題に絡み、東京・霞が関の海上保安庁には5日夜までに、電話やメールで「国民のほとんどが見たいと思っていた」と歓迎する声が多く寄せられる一方、情報管理の甘さを批判する意見もあった。
同庁政策評価広報室によると、電話の件数は114件。「よくやってくれた。犯人捜しはしないで」などと流出に賛意を表す内容が83件。「中国船への対応が甘かった」などと批判する内容が14件あったほか、「なぜビデオを公開できないのか」との質問もあった。
メールの件数は計71件で、大半が流出を喜ぶ内容だった。
海保によると、いずれも約8割は男性からで、担当者は「声の感じからは、若い世代が多かったと思う」と話している。〔共同〕