大飯、新基準に「適合」 関電が報告書提出へ
関西電力は大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の地震や津波などに備える安全対策について、原子力規制委員会がまとめた新たな規制基準案に「適合している」とする報告書を18日にも規制委に提出する。規制委が安全性に問題がないと判断すれば、定期検査が始まる9月までは運転を継続できる。
報告書には想定される津波が敷地の高さより低い点や、当面の間、既存施設を非常時の指令拠点「緊急時対策所」に活用することなどを盛り込む。規制委は19日に開く会合で報告書の妥当性を議論する。
定期検査後の再稼働については、敷地内の断層状の亀裂「破砕帯」を巡る関電の調査報告などを踏まえ、改めて規制委が判断する。
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