台湾、外国人旅行者に無線LAN 無料で4400カ所
【台北=山下和成】台湾観光局は台湾を訪れる外国人旅行者が無料で利用できる無線LAN(構内情報通信網)サービスを始めた。観光地や公共交通機関など約4400カ所のスポットで、スマートフォン(スマホ)などを使ったインターネット接続が可能になる。
サービスの名称は「iTaiwan(愛台湾)」。台湾の空港や各地の旅客サービスセンターでパスポートを提示すれば登録申請ができる。利用には、ステッカーなど目印がある場所で登録番号やパスワードを入力する。台湾側では、利便性を上げることで旅行者増につなげたい考え。
台湾では中国大陸や日本からの旅行者が多い。ビジネス客を含む日本からの2012年の渡航者は前年比10.6%増の143万人と過去最高だった。一方、足元では為替の円安の影響などで日本人客はやや減少している。