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世界で1番バナナの輸出量が多い国はどこか。フィリピンではない。南米のエクアドルである。ガラパゴス島で有名なこの赤道直下の小さな国で、バナナ農業に一大革命を起こした日本人がいる。広さが東京ディズニーランド7個分の大農場を経営する田辺正裕さんだ。

▼父親に連れられ、高校生だった47年前に日本から移住した。麻の栽培からバナナへと手を広げたが、ある時「バナナは農産物ではなく工業製品になってしまった」と気づく。農薬や化学肥料をふんだんに使えば短期で成長し、大手企業がどんどん買い取っていく。でも誰がつくっても同じなら、農業の付加価値は先細りだ。

▼そこから孤独な戦いが始まった。茎や葉を発酵させて肥料を作り、ミミズを育てて土を豊かにする。コストは通常の2倍近くかかる。一緒にやろうと地元農家も誘ったが、手間のかかる農法に目を丸くするばかりで、誰もついて来なかった。そのバナナが日本で100円以上で売れている。1房ではなく1本の値段である。

▼たかがバナナ。されどバナナ。丁寧に育てれば、味と香りは格段に良くなる。買いたたかれず、高くても売れる人気商品となる。日焼けした田辺さんは仕事が楽しそうだ。田辺農園の成功は、1次産品の輸出に頼るエクアドル経済に一石を投じた。日本国内の農業はどうだろう。消費者を驚かせる経営の革新に期待したい。

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