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首都圏はいつ地震の活動期に入るのか

日経サイエンス

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東日本大震災からもうすぐ2年。被災地では地道な復興作業が続いている。この大災害をもたらした巨大地震は約1100年前の平安時代前期に起きた「貞観地震」の再来とみられている。そして国史『日本三代実録』によれば、貞観地震の9年後に関東で大地震が起き、多くの建物が崩壊、かなりの犠牲者が出た。さらにその9年後、西日本の太平洋沖を震源域とする地震で大津波が沿岸を襲った。

今回の巨大地震が貞観地震の再来としても、今後、同じように事態が推移するかどうかはわからない。ただ首都圏の地下では東日本大震災前から大地震を起こすエネルギーが蓄積しつつあることが地殻変動の観測からわかっている。また震災後、東日本全域の地下の応力のバランスが変わり、関東では全体的には地下のひずみが増す方向に働いたと推定されている。

過去を振り返ると首都圏ではマグニチュード(M)8級の大地震がくり返し起きている。M8級がひとたび起きると地震が少ない静穏期に入り、それからM7級の地震がいくつか起きる活動期を経て次のM8級が発生する。これが1つの地震活動のサイクルだ。直近のM8級は1923年の大正関東地震(関東大震災)で、その1つ前のM8級は1703年の元禄地震だ。

ではさらに時代をさかのぼるとどうなるのか? 古文書の記録から探し出すのは容易ではないが、大地震に伴う土地の隆起などの調査研究によると、M8級は約400年間隔で再来してきたとみられる。一方、元禄地震から大正関東地震までの間は約200年だ。だとすると、大正関東地震は異例に前倒しで起きた可能性が出てくる。ところが近年、相模湾沿岸各地の地層調査で、津波に由来するとみられる堆積物の層がいくつも発見され、その分析からM8級はやはり約200年間隔で再来する可能性が高いことがわかってきた。

そうだとすれば、現在の首都圏は約200年の地震活動サイクルの中間点にあり、そう遠くない将来、静穏期から活動期へと移り、阪神大震災をもたらしたようなM7級の直下地震が起きる可能性が高まることになる。1つ前の活動期の前半で起きたM7級は、幕末の1855年の安政江戸地震で、その前年には安政東海地震という大地震が西日本で起きている。近い将来、東南海地震や南海地震の発生(安政東海地震の再来)が予想されているだけに、首都圏においても地震活動の推移により一層、注意が必要になる。

(詳細は25日発売の日経サイエンス4月号に掲載)

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