千葉でボート転覆、約15人が一時不明 全員救助
26日午前10時半ごろ、千葉県東庄町笹川の黒部川で、部活動中の高校生の乗ったボート約10隻が転覆し、約15人が行方不明となった。千葉県警によると、間もなく全員が救出されたが、けがの状況などは不明。このうち4人が東庄町の病院に搬送されたが、いずれも意識があるとみられる。
千葉県警香取署は強風が原因とみており、事故の詳しい状況を調べている。
県警によると、転覆したボートに乗っていたのは、千葉県立小見川高校、茨城県立潮来高校など10校前後の生徒ら計約50人。千葉県教育委員会によると、高校生はボート競技の合宿に参加していた。
気象庁によると、現場に近い千葉県香取市の地域気象観測システム(アメダス)で午前10時前、最大瞬間風速13.4メートルを観測。地元の東庄町役場によると、当時、現場付近は快晴だったが、風が強かったという。
黒部川は千葉県北東部の茨城県境に近い利根川支流で、現場付近ではカヌーやボートの大会も行われている。〔共同〕