Jアラートの不具合解消 再訓練で確認
総務省消防庁は28日までに、災害やミサイル攻撃の緊急情報を国から自治体に伝える全国瞬時警報システム(Jアラート)の訓練結果をまとめた。昨年の一斉訓練の際に正常に作動しなかった284市区町村のうち、三重県大台町以外は、その後の4回にわたる再訓練で不具合の解消が確認された。
大台町は今月12日の4回目の再訓練で防災行政無線から音声が流れないトラブルがあったが、既に機器の改修を終えたという。消防庁は今後も定期的な一斉訓練や自治体担当者への研修を続け、トラブル防止に努めるとしている。
Jアラートは昨年9月、1725市区町村が参加して初の一斉訓練をしたが、284市区町村で機器の不具合や設定ミスにより、行政無線から音声が流れないなどの問題が起きた。〔共同〕