東京マラソン、キメットが大会新でV 前田4位
東京マラソンは24日、東京都庁前から東京ビッグサイトまでの42.195キロで行われ、8月のモスクワ世界選手権代表選考会を兼ねた男子は前田和浩(九電工)が2時間8分0秒で日本人最高の4位に入った。自動内定する2時間7分59秒には1秒届かなかったが、代表の座を確実にした。
デニス・キメット(ケニア)が2時間6分50秒の大会新で優勝し、大会記録更新のボーナスと合わせて1100万円を獲得した。前年覇者のマイケル・キピエゴ(ケニア)が8秒差の2位。今井正人(トヨタ自動車九州)は2時間10分29秒で11位、マラソン初挑戦の佐藤悠基(日清食品グループ)は31位だった。
レースは強風の影響でスローに進んだが、ペースメーカーが外れた30キロからアフリカ勢が一気にペースアップ。34キロすぎに先頭に立ったキメットがリードを守り切り、日本勢で唯一アフリカ勢に食らいついた前田も順位を上げて健闘した。
女子はアベル・ケベデ(エチオピア)が2時間25分34秒で優勝。ロンドン五輪代表で今レース限りで一線を退く尾崎好美(第一生命)が2時間28分30秒で日本人トップの5位に入った。
今回から最高峰シリーズ「ワールド・マラソン・メジャーズ」に仲間入りし、今年の開幕戦として行われた。