飛行中の「787」、窓ガラスにひび 全日空機
11日午前10時45分ごろ、羽田発松山行き全日空585便ボーイング787(乗客237人、乗員9人)が兵庫県上空を飛行中、操縦室の窓ガラスにひびが入るトラブルがあった。同機は同9時37分に羽田を出発、同11時14分に松山空港に通常着陸し、けが人はいなかった。
全日空によると、ひびが入ったのは操縦室左側にある機長席前方の窓で、5層構造になっているガラスの最も外側の層。窓全面にクモの巣状のひびが入った。修理のため折り返し便が欠航、同社などが原因を調べる。
787をめぐっては、米ボストン国際空港で日航機のバッテリー出火や燃料漏れといったトラブルが続いた。全日空は「ほかの機種でも時々起きるトラブル。今回は外側の層のガラスのみで、安全上の問題はなかった」としている。〔共同〕