富士フイルム、抗がん剤に参入 血液細胞・膵臓治療薬を治験へ
富士フイルムは医薬品事業で抗がん剤に本格参入する。「血液のがん」と呼ばれる病気の治療薬の臨床試験(治験)を2013年に開始。膵臓(すいぞう)がんなどの治療薬の治験も14年に米国で始める。富士フイルムはグループとして08年に医薬事業に参入し、開発体制構築を急いできた。医療需要が高い抗がん剤に重点を置き、医薬品事業を拡大する。
白血病に進行する可能性がある血液細胞のがん「骨髄異形成症候群」の治療薬に...
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