発電用石炭が2割安 豪州・南米など供給増
発電用石炭が安値水準で推移している。アジアの指標となるオーストラリア産は前年同期に比べ約2割安い。豪州での生産が順調なうえ、シェールガス革命で米国での燃料転換が進み、コロンビアなどがアジア向けに石炭供給を増やしているためだ。現在の相場が続けば、日本の4月以降の長期契約価格の下げ要因となりそうだ。
エネルギー情報会社のコーリンク(東京・港)によると、豪州産の発電用石炭のスポット価格は1トン93.4...
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