関電、高浜原発の防潮堤かさ上げへ 再稼働の越年確実に
関西電力は高浜原子力発電所(福井県)の防潮堤をかさ上げする方針を決めた。想定する津波の高さを過小評価していたことがわかり、原子力規制委員会の新規制基準を満たすには現在の6メートルから数メートル高くする必要があると判断。再稼働時期が遅れかねず、収支改善のために電気料金の再引き上げに踏み切る可能性が高まってきた。
原発の津波対策は新規制基準の柱の一つ。関電は7月31日の規制委の安全審査会合で、高浜原...
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