志賀原発の防潮堤公開 北陸電、長さ700メートル
北陸電力は5日、東京電力福島第1原子力発電所事故を受けた安全対策の一環として、志賀原発(石川県志賀町)敷地内に9月末に完成した高さ4メートル、全長約700メートルの防潮堤などを公開した。
防潮堤は海抜11メートル地点に建設。鉄筋コンクリート製で、仮に津波が乗り越えても、敷地内に海水がたまらないよう42カ所に排水ゲートを設けた。
また志賀1、2号機で計4つある取水槽、放水槽の周りを高さ4メートルの鋼鉄製の防潮壁で囲んだ。1、2号機はいずれもタービン建屋が海抜11メートル地点、原子炉建屋が同21メートル地点に立地している。〔共同〕