元小結・高見盛が9敗目 幕下転落濃厚に
大相撲の元小結で、独特の気合の入れ方などで人気を集める東十両12枚目の高見盛(36)=本名加藤精彦、青森県出身、東関部屋=が初場所12日目の24日、徳勝龍に突き出されて9敗目を喫し、幕下へ転落する可能性が高まった。
以前、幕下へ降下した場合に引退する意向を示したことがある高見盛は「明日も取らなきゃいけないし、千秋楽まで取る」と出場し続けることを明言した。右肩の負傷もあり、5日目から8連敗だが「言い訳はしたくない。集中したい」と話した。
残り3番を全勝しても6勝9敗で、原則的に番付が3枚落ちる。高見盛の下に十両の番付は2枚しかなく、幕下上位の成績も絡むが、十両残留が厳しくなった。〔共同〕