中国の春節が終了、小売売上高は14.7%増
【北京=大越匡洋】中国で今月9日から始まった春節(旧正月)の大型連休が15日に終わり、商務省は春節期間中の全国小売売上高は前年同期比14.7%増の5390億元(約7兆9千億円)だったと発表した。個人消費はなお底堅さをみせるものの、伸び率は前年より1.5ポイント低下した。
習近平指導部が綱紀粛正を掲げているため、商務省は「派手さや無駄遣いを抑える現象が広がり、高級食材などの価格が大きく下落した」と指摘。さらに深刻な大気汚染を受けて春節名物の花火や爆竹を控える雰囲気もあり、国営新華社によると、北京市内の春節中の花火・爆竹の販売量は前年比45%減となった。