仏・マリ軍、世界遺産都市の空港を掌握
【バマコ=共同】西アフリカ・マリに軍事介入したフランス軍とマリ軍は27日、イスラム過激派に昨年制圧されたマリ北部の世界遺産の都市トンブクトゥに到達、空港を掌握した。ロイター通信がマリ軍筋の話として伝えた。
過激派の大きな抵抗はみられないが、市内に潜伏している可能性があるという。
トンブクトゥはキダル、ガオと並ぶマリ北部の要衝都市の一つ。過激派は昨年来、イスラム教の教えに反するとしてトンブクトゥでイスラム教指導者の聖廟(せいびょう)を多数破壊した。
フランス軍などは26日にガオを奪回。過激派はキダル周辺の山岳地帯に集結しつつあるとの情報もある。