原子力規制委、原発ごとに安全策 電力会社に義務付け
原子力規制委員会は電力会社に対し、原子力発電所の安全性を高める独自の計画を立てるよう義務づける。電力会社に報告書を提出させる制度の骨子案を今夏にも固め、12月から運用を始める。「規制の項目だけ守ればいい」という電力会社の消極的な姿勢が福島原発事故の背景にあるとみて、自主的に安全向上策を練り、成果を高めるよう促すのが狙いだ。
電力会社に提出させる報告書には、事故防止に必要となる設備の整備や人員体制...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り389文字