経産相「原発輸出進めたい」「技術を平和利用」
茂木敏充経済産業相は15日の閣議後の記者会見で、日本企業による原子力発電所の輸出について「蓄積してきた原子力の技術・人材を平和利用のために使っていきたい」と述べ、前向きな考え方を示した。「3.11(東日本大震災)の原発事故を踏まえ、相手側の希望を重視する。そのうえで安全な原発インフラの輸出は進めていきたい」と述べた。
将来の電源別の構成比率を定めるエネルギー基本計画の議論は「早々に取り組まないといけない。作業は加速していきたい」と強調。昨年11月から開いていない総合資源エネルギー調査会基本問題委員会について「組織はこれまでと若干違った形を考えている」と述べ、メンバーを入れ替え基本計画の議論を再開する可能性を示唆した。