ホンダ、プロトンと提携協議 マレーシア国民車
ホンダは29日、マレーシアの合弁相手のDRBハイコムの子会社で国民車メーカーのプロトンと提携協議に入ることを明らかにした。具体的な内容は今後詰めるが、技術開発から生産までが検討対象になるという。合弁相手の支援要請を受け、提携の可能性を探る。
プロトンは経営不振に陥り、政府系投資ファンドが保有株を売却、5月にDRBが完全子会社化した。プロトンの経営再建に向け、DRBが合弁相手のホンダに支援を要請。これに応じてホンダは提携協議に入ることを決めた。
ホンダは2000年にDRBなどとマレーシアで生産販売会社を設立。現在は合弁会社に51%を出資する。工場の生産能力は年5万台で、セダン「シビック」や多目的スポーツ車「CR-V」などを生産している。13年に新工場を稼働させ、生産能力を倍増させる計画。
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