原発再稼働 経産副大臣「一日も早く」
経済産業省の松宮勲副大臣は8日、札幌市内で原子力発電所の再稼働問題を巡り「一日も早く原子力規制委員会が全国で停止している原発の稼働(の判断を)をするようこいねがう」と述べた。
松宮副大臣は北海道の冬の電力不足対策を協議する会議で発言。「規制委は来年7月に新たな安全基準を公表する。(各電力会社は)その7月までに(稼働に向けた)準備を進めてほしい」と強調した。
同会議では北海道電力が計画停電を防ぐため、工場や商業施設との契約を目指す「計画停電回避緊急調整プログラム」の概要を発表。電力需給が逼迫しそうな際、2時間以内に使用電力を大幅削減してもらうかわりに、電気料金から1キロワット時当たり183円75銭を割り引く。仮に33万キロワット分を1時間削減すれば、北海道全体で6000万円程度の割引になる見通しだ。
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