規制委、もんじゅに立ち入り検査 14日から
日本原子力研究開発機構の高速増殖炉もんじゅで約1万点の未点検機器が見つかった問題で、原子力規制委員会は14~15日、同機構の保守管理に不備があったとしてもんじゅに立ち入り検査をする。保安規定違反にもかかわらずこの問題を軽くみていた同機構の組織文化に問題があるとみて、職員からのヒアリングなどで実態解明を進める。立ち入り検査は昨年9月の規制委発足後初めて。
もんじゅでは現在も重要機器が未点検のままで、原子力機構が組織的に点検を怠っていた経緯がある。同機構は1月31日に報告書を規制委に提出したが、規制委はこの報告書の内容にも問題があるとみており、現地で独自に調査することになった。