規制委の原発新安全基準、反対意見少なく 外部識者から意見
原子力規制委員会は8日、1月末につくった原子力発電所の新安全基準の骨子案について外部の有識者から意見を聞いた。細部に質問が出たものの、明確な反対意見はなかった。規制委は意見公募を経て基準をまとめ、7月に施行する。
東京電力福島第1原発に対する国会事故調査委員会参与で、京大名誉教授の木村逸郎氏は「福島第1原発事故を踏まえた主な対策はほぼ取り入れている」と骨子案を支持。会津大の角山茂章学長は「テロ対策は公開の場で議論するのは適切ではない」と指摘した。
福島第1原発の政府事故調調査チーム長で東大院教授の越塚誠一氏は「原子炉主任技術者の役割を再検討すべきだ」と注文をつけた。
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