新型ウイルス、ヨルダンでも死者 SARSに酷似
【ジュネーブ=原克彦】世界保健機関(WHO)は30日、重症急性呼吸器症候群(SARS)に似た新型コロナウイルスに関して、ヨルダンで2人が感染し、共に死亡したと発表した。すでに2人の死亡が確認されたサウジアラビアでも、新たに1人が死亡。感染者は両国とカタールの3カ国合計で9人、死者は5人に増えた。
WHOによるとヨルダンの感染例は4月に発生したが、当時は原因のウイルスを特定できなかった。9月下旬の新型ウイルス発見を受けてウイルスのサンプルを再検査したところ、新型と一致したという。